2024年 冬アニメとゲームの話など

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アニメの話

今期みてるもの。

葬送のフリーレン(後期)

『葬送のフリーレン』ノンクレジットOP(第2クール)/OPテーマ:ヨルシカ「晴る」

一番楽しみにみているのは、前期に引き続き『葬送のフリーレン』。
相変わらず原作未読で純粋にアニメ版を楽しんでいます。

1期の短話旅物語から、少年誌っぽいバトル路線がはじまってやや困惑。
他のアニメと比べたら十分面白いのですが、どちらかというと葬送のフリーレンの「らしさ」というのは1話の途中で半年時間が進んだりといった「時間経過による出会いと別れの描き方」だと思っていたので。
魔術師試験編が続くのかわかりませんが、残り話数を全て使う感じになりそう?
面白いのに残念さを感じるという不思議な感覚を感じています。

主題歌はYOASOBIの『勇者』からの変更ですが、インパクトは薄れましたが雰囲気はいい曲で、私は好きです。
おそらく最終話に『勇者』が流れるパターンだと思いますが、その様式美が楽しみ。

フリーレンで最近(と言っても昨年末放送ですが)印象に残ったのは、フォル爺回の16話。
話としては箸休め回というか、割と平凡な回。
そんな中で、一瞬背筋が凍るシーン(多分自分だけ)がありました。

©︎山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

「ところでお前たちの旅の目的地は、どこなんだ」
「魂の眠る地、オレオールを目指しているよ」
「それはどこだ」
「エンデ。魔王城がある場所だよ」
「そうか、ついに魔王を倒しに行くのか。平和な時代が訪れるといいなぁ」
「フォル爺、魔王はもう…」

一般的には「フォル爺ボケてる…」だと思いますが、自分は「こうなったら面白い」という観点が先に出てしまうので、この会話で最初に思い出したのが「ドラゴンクエストⅥ 幻の大地」の、夢の世界ギミック。

実はフォル爺の言っていることが正しくて、魔王は生きていて倒したと思いこまされているだけだったら…と考えると魔王軍の恐ろしさが際立ちませんか?

【魔王を倒した、と思い込まされている人類】

フォル爺の発言自体はただのボケ発言かもしれませんが、それを偶然の伏線にするというのも物語としては面白いギミックになりえます。

ヒンメルは人格面では勇者ですが、腕前的に勇者という描写って今のところあまりされていないんですよね(アニメでは)。
魔王を討伐しているのに、戦うシーンどころか魔王の姿すら描かれていない。
親玉である魔王が死亡しているのに、各地で魔王軍残党(?)との戦いが続いていて、ヒンメルは余生を平和に町で過ごしていたというのも違和感を感じますし。

※なお、私は原作未読なのでおそらくただの妄想

まぁ、こういうギミックがあって24話あたりにそれが明らかになったら次クールの引きとしては完璧かなと思っただけです(笑)

佐々木とピーちゃん

TVアニメ「佐々木とピーちゃん」PV第3弾

ハイ&ローファンタジーで魔法・超能力・天使などの属性詰込みモノ。
1話見た感想は『主人公が中年の涼宮ハルヒの憂鬱』。
かなり面白かったです。

なろう系(実際はカクヨム)としてはストーリー重視でかなり面白そうだったので、ノベル版もkindleで購入して4巻まで読みました。
結局ストーリーモノではなくキャラモノに移行してしまいましたが、序盤は面白いので1期のアニメ部分はいい感じで終われそう。

余談ですが、小説版の挿絵はキャラ描き分けが苦手な印象で、主人公と阿久津がほとんど同一人物にしか見えないシーンがあったのが気になりました。
ラノベのイラストってかなりイラスト料が安いことで有名ですが、アニメ化する時はかなり重要なファクターだと思うので出版社はもう少しイラストレーターに高い報酬を出すべきだと感じます。
挿絵1枚5000円~1万円とか、さすがにそれでは適当な仕事になってしまうのはやむをえない。
主人公はまだしも、サブキャラなどは1枚の挿絵が初出シーンだったりしますからね。

アニメ化を見据えた場合、商業誌として最初に世間に発表される小説表紙&挿絵というのは、コミカライズやアニメキャラデザにも大きく影響し、ひいては作品の人気にも関わってくる要素です。
確かに小説単品では挿絵イラストは下流工程(最後に決めてもいい場所)ですが、メディアミックスとして押し上げていく作品なのであれば、重要性は上流工程として考えるべきものです。

と、なぜかアニメではなくラノベイラストレーター報酬批判になってしまった(笑)

『佐々木とピーちゃん』のアニメはいまのところいい感じです。
2話で主人公が敵方に攻撃するシーン描写がかなりマイルドになっていたのは個人的には不満ですが、昨今はしょうがないいのかもしれませんね。

即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。

TVアニメ「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」第1弾PV

以前の記事で、「面白さを映像化できるのかは不安が大きい」と書いた作品ですが、そもそも映像化は無理な作品だった気がしています。
なろうテンプレネタ小説」というべき作品なので、まともな登場人物はいません!

原作の方は好きだったのでもう少し視聴を続けたいと思います。
おそらく原作を読んでから見た方が楽しめますが、残念ながらweb小説の方は削除済みのようです。

あくまでネタアニメとしてもう少し見ていきたいと思います。

※7話まで視聴後追記
まちがいなく低予算アニメで駄作、に見えるのですが一周回って楽しい作品(に思える人もいる)。
恐らく観た人の5割は1~2話で斬り、3割はツマラナイと思いながら惰性で観て、2割は自分のように一周回って楽しんでるんじゃないでしょうか。

ある意味パロディ作品の一種なので、元ネタとなるお約束要素に親しんでないと意味不明なシーンが羅列されてるだけではあります(ラノベオタク度を試されている!?)。
7話は今までみたアニメの中で
1話に詰め込んだ情報量としてはNo.1かもしれない…刺さるのは本当にごく一部の人だと思いますが7話まで見るとこの作品のトガリ具合がだれの目から見ても分かるはず。


個人的にはよくぞここまで思い切った脚本にしてくれたと称賛します。
以前別ブログではありますが、「クリエイターは10人中10人に無難な作品より、10人中5人に評価され5人に批判される作品を目指すべき」という論を展開したことがあったのですが10人中2人に評価される本作の作りも嫌いではないです。
例えば「化物語」という作品は、主人公とヒロインが問答/言葉遊びするシーンが多く、切り捨てられる層も多いと思いますが、今や誰もが認める人気作に
実際、私の友人には化物語の問答シーンがくどすぎて嫌いといわれ納得

よくできているのにアニメ化されないなろう作品

といえば「マギクラフト・マイスター」が思い浮かびます。
アニメ化しづらい理由もあり、万人にオススメとはいいません。

文字数1000万字オーバー、毎日更新を10年続けてるヤバイ作品。
ノベライズは全14巻、コミカライズは11巻~(続刊中)。

少し前に「設定厨が蔑称として扱われていることに驚いた話」という記事を書きましたが、なろうでNo1の設定厨作品と言ってもいいです(誉め言葉)。

個人的に結構好きなのですが、途中から流し読みになってしまって実はきちんと(その時の)最新話まで読みきってないんですよね(汗
なんで話題にあげたかというと、最近また読み始めてまだ最初の方なんですが(かなり冗長さは目立つものの)アニメ化してもおかしくないくらい序盤のメインストーリー部分はよくできていたので。

コミカライズは最新話をwebで読めるようなので見てみましたが…全体的に説明が多くて動きがないのが気になりました。
原作をそのままメディアミックスすると説明台詞に押しつぶされちゃう作品なので、筆者の方と調整してある程度かいつまむ必要がありますが、その点がやはり厳しいのかも…

ゲームの話

年末からは「大戦国ランス」と「バルダーズゲート3」を遊んでいました。
どちらも大長編のゲームなので他のゲームは触れなかったのですが、ようやくひと段落。

次は「デイヴ・ザ・ダイバー」や「パルワールド」を考えていますが、実は久しぶりに「Diablo4」も遊んでみたくなっています。
「Diablo4」はシーズン制でシーズンごとに1からスタートですが、毎回いろいろな要素が追加されるハクスラアクションRPG。
折よくシーズン3が1/24から開幕とのこと。

以前攻略系の記事も書いたりしましたが環境が大きく変わっていると思うので、調査しなおして修正したいという気持ちもあります。

最近は「バルダーズゲート3」でビルド考察などをしながら遊んでいましたが、「Diablo4」も負けず劣らずビルドの考察が楽しいゲームなんですよね。


久々に触りたくなってきましたが、一度始めるとやはり長いので、とりあえず他の作品からかな…


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