今回はパズルゲームの中でも世界感やパズルの中身が大好きな「The Talos Principle 2」の紹介と攻略記事となっています。
日本語:公式対応(吹き替えはナシ)
どんなゲーム?
簡単にいうと1人称/3人称視点(選択可)の3Dパズルゲーム。
PORTALの系譜ではあるのだが、パズルギミックはかなり違うし、マップに解放感がある。
パズルの難易度は難しすぎないように苦心して作られているのが分かる。
今の人間が死滅した後の世界。
プレイヤーは1000体目の新しい世界の人間(?)である1k(ワンケー)。
広いマップに散らばっているパズルを探し、解いていくことでストーリーが進んでいきます。
本作では自分の他にも様々な個性をもったキャラクターが存在する。
前作では「エロヒム」くらいしかいなかったので賑やかです。
ほんと綺麗。
様々なロケーションにパズルエリアがちりばめられている。
本作では方角インジケーターが表示され、重要な場所を見落とさないようになっているのが嬉しい。
今作は立体的で魅力的なロケーションも多い。
通常の道がつながってない隠しエリアのような場所もあったりと探索するだけでも楽しい。
キャラの操作感もかなりよかったので、今後オープンワールドのRPG作成などにも生かされるかもしれませんね。
通常行くことのないエリアで、パズル用の設備があるのを発見するとわくわくする。
画像(ジャンプ台)はなんてことはない、帰還できない袋小路エリアからの脱出用でしたが(笑)
マップ間は乗り物で移動しますが、1つ1つのマップ毎にかなり違う雰囲気。
パズル要素は考えればわかるようになっている他、相性が悪くて解けない問題に対してはお助け機能も搭載された。
筆者は最大で1問に40分ほどかかったが、すべてのパズルを解くことができたので非常に達成感を得ることが出来た。
評価
総合:
※ただし、パズルを解くことに達成感を得ることが出来る人向け
パズルゲームなので、基本的には向いている人向けのニッチな作品。
イラストロジックとか、クロスワードとかを黙々と解いて楽しめる人向けとなっているので、その点は注意。
「パズル」という要素をグラフィックや操作感でデコレーションしている作品です。
パズル総数は120問+αで、量は十分。
価格は「パズルゲーム」の平均値からするとやや高いですが、満足感は高い作品に仕上がっています。
パズルゲームなので、当然ですが育成要素はありません。
ストーリーはありますが、やや哲学的であり、あまり期待しないほうがいいです。
あくまで世界観を形作る一つと考えましょう。
前作とのつながりはわずかにありますが、前作知識を知っておく必要はありません。
かなり割引が多いメーカーなので、もし本作を気に入ったら前作も遊んでみましょう。
・美しいグラフィック
・魅力のある世界感
・難しすぎないパズル
・理不尽な高難易度収集はなくなった
前作でも十分綺麗だと思ってましたが、今作は確実にパワーアップしてます。
前作はシリアスサムという同メーカーの他の作品のパーツ流用によって作られたこともあり、「安く面白い作品」という作風でしたが、前作がヒットしたおかげか、今作は専用のグラフィックが多数使われています。
グラフィックや世界感に関しては期待以上でした。
また、音楽に関しても雰囲気を壊さず、それでいて心地いいのが多かった気がします。
「パズル」の難易度に関しては、かなり調整がきちんとなされています。
難しすぎず、それでいて簡単すぎず。
それでも相性が悪くてクリアできないステージに関してはお助け機能も搭載されました。
また、前作は「スター」と呼ばれる高難易度収集物をあつめないと真エンディングに行けない作りでしたが、ノーヒントで全部集めることはかなり難しく、多くのプレイヤーはネット等で攻略情報を参照したと思います。
一方今作は方角インジケーターに重要地点のマークがつくようになったので、収集漏れはあまり発生しないつくりに。
実際に私のプレイでも初見・ノーヒントでも全てのスター(グッドエンドに必要?)収集が出来ました。
前作の、「MAPを隅々まで探索して砂粒のようなスターを探し出さないといけない」というのは批判も多かったんだと思います。
あの部分はパズルというより「スターを探せ!」という別ゲームでしたからね@@;
・メガストラクチャー暗すぎ
・MAPが無駄に広すぎる
・屋外エリアのギミック要素が前作より減った
メガストラクチャーはストーリーの要所で入るピラミッド内部エリアなのですが、とにかく暗い。
すごく神秘的なエリアのはずなのに、暗すぎて探索したくないのは残念過ぎる。
ストーリーの為に嫌々行ってましたが、攻略に向かうのが嫌でした。
もっと神秘的、幻想的に明るい光のエリアにしてはダメだったんでしょうか?
MAPは高低差のあるマップも多く、かなり緻密に作られていたのですが、パズルエリア間がかなり広く作られていた印象。
前作はポンポンと隣同士で並んだコンパクトなエリアも多かったので、それに比べて進化しているのは確かですが、移動にかかる時間がちょっと長すぎてテンポが悪かったように感じます。
屋外エリアのギミックは前作より減っています。
マップ毎に0~1個程度しか屋外にギミックがないので、だだっ広いマップの印象を強くしています。
スターに関しては方角インジケーターで場所さえわかるようにしてくれれば、前作くらいの密度で配置してくれても良かった気がしますね。
絵でのスイッチ探し、精霊との追いかけっこは特に達成感はなく、いらない要素だと思いました。
総評
思い入れがあるタイトルなので少し過大評価になっている点は否めませんが、大満足の作品でした。
全てのパズルを解いてクリアまで32時間。
満足感はありますが、正直まだまだ遊んでいたいと思いました。
DLC期待します!
ステージ攻略に関して ※ネタバレあります
といっても今回は手抜き。
実は私の初見プレイ時の配信動画をyoutubeに挙げています。
きちんとした攻略動画ではなく、あくまで初見プレイ動画になっていますが、もし苦労するステージがあるようであれば、そのステージだけ見るようにしてください。
動画の下にタイムラインでチャプタースキップできるように情報をのせています。
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