MetaQuest(初代)で数年ぶりにBeat Saberを起動、VR系雑談とちょこっと葬送のフリーレンの話

最近ちょっと運動不足を感じてまして、ジムに…いくわけでもなく、ゲーマーとしてはVRで体を動かそうという発想に(笑)

以前も衝動的にBeat SaberをやりたくなってOculus Questを購入、数カ月で使わなくなってしまったんですよね。

目次

Oculus Quest(Meta Quest)の歩み、これからどうなる?

Oculus Quest 2019年発売(2021年 Meta Questに改名)
Oculus Quest2 2020年発売(2021年 Meta Quest2に改名)
Meta Quest3 2023年発売

個人的には、MetaQuest系は最もオススメできるVRゴーグルだと思っています。
やはりスタンドアローンで動くのが強くて、さらに値段が手頃なので迷ったらコレという感じ。

今購入する場合は、MetaQuest2なら3万強で買えるということでかなりお手軽に購入できる価格になってますね。

さて、私が持ってるのは最初のOculus Quest(今はMeta Quest)で、4年くらい寝かせてました…

初代Oculus Questに関しては先月metaからメールが来てたのですが、内容はというと

Meta Quest(初代)のサポート終了

※メール内容の機械翻訳
昨年発表したとおり、Quest 1 に重要な変更を実装しています。2024 年 4 月 30 日以降、新しい Quest 1 アプリのサポートを終了します。これは、この日付以降に作成された新しいアプリでは、サポートされるハードウェアとして Quest 1 をリストできないことを意味します。
Quest 1 のみをサポートする新しいアプリのビルドをアップロードすることはできません。
Quest 1 とともに他の Quest デバイスをサポートする新しいアプリのビルドはアップロードできますが、Quest 1 のサポートはブロックされます
新しいアプリは、メタ ストアの Quest 1 アプリのカタログにはリストされません。
Quest 1 ユーザーは、2024 年 4 月 30 日以降に作成された新しいアプリを検索したり購入したりできなくなります


と、いうことで4/30日をもってMeta Quest(初代)のサポートは終了となるようです。
まぁ、私の場合Beat Saberくらいしか使ってないのでこれが引き続き遊べるのであればサポート終了しても問題はない
VR自体は好きで将来性を感じているので、いつか新しいVR機器を買うつもりではありますがやりたいゲームがないので…

ただ、これから買う人はいくら安くても初代は買ってはダメです(多分売ってないだろうけれど)。
Meta Quest2とMeta Quest3はどうなんでしょうね。

普通なら新世代のMeta Quest3なんでしょうけど、価格が倍以上違う(3万1900円/7万4800円)ことを考えるとはじめてVRに触れる方で悩んでいるならMeta Quest2でいい気もしますが…(どっちも私は触ってません)。
ちなみに他のVR機器と比べると7万4800円でもスタンドアローンで動くのを考えると割とお手頃価格ではある。

PS5が発売されたのが2020年ということを考えると、同じくらいの期間で1,2,3と世代交代しているんですよね。
VRはまだまだこれから進化していくプラットフォームなのでMeta Quest3が廉価の立ち位置に落ちてくるのもそう遠くない気がします。

VRのゲーム機器の現在と、これから

・重さに関してはまだまだ
重さ・付け心地を改善できるかがVRが広まるかの最も大きなポイント
理想は眼鏡型ゴーグル
映画『ミッション・インポッシブル2』でトム・クルーズが最初に指令を受け取るめちゃカッコイイシーン(古いw)が私のVR機材の将来像。
処理機を別置きして、ゴーグル部を送受信に特化したらそう遠くない未来に実現出来そうな気はするんですけど…
全体的に、この4~5年でかなり性能的には上がってますが、「付け心地」に関しては各メーカーがやや軽視しているのが気になります。
映画鑑賞/スポーツ鑑賞しかできない軽量ゴーグルタイプとかの方向性も面白いと思う。
「Skyrim VR」をクリアまで遊んだことがあるのですが、我ながら「頑張ってクリアまで耐えた」という感じでちょっと他人にはオススメはできませんでした。

・スタンドアローン/ワイヤレスで動かせない機種は爆売れは望めない
ただ、部屋の隅にWifi機器のように処理機を置くのはアリ。
ゲーム機必須という時点で購買層の敷居がかなり高くなる。
VR機器はその性質上、ある程度の空間を一人で占拠する一人用機材
例えばPSVR2。PS5で有線限定では、PS5を持ってる家庭だとしてもかなり使いづらく、性能勝負の土俵に立ててもいない。
PCは(2世帯に1台平均、基本自室でしょうから)ギリギリセーフともいえるが、有線必須だとやはり厳しい

・(初めてのVR機材としては)価格は10万超えるときつい、3万はプラットフォームとして底値か
あくまで現在の話。将来的にはスマホレベル(10万~20万)になる可能性はある。
この辺りは製作メーカーとしては現在かなり頑張ってる気がする。
PSVR2(74,980円)が生産休止ということで事実上の撤退に近く、MetaQuest2が安すぎて他のメーカーが恨み骨髄というイメージ。
昨今はスマホでも10万~20万が普通ということを考えると、値段よりも他で勝負する方が商材としてのVRの未来に繋がる気はする。
ただ、現状だと最新VR機種でも型落ちまでの期間が短いので高機能高価格verは売れづらい商材なのは確か。
国から補助金を出して国産メーカーの後押しした方が良い分野
最終的に10万~20万が平均価格になるには、現在のスマホレベルに生活に溶け込む必要性がある。

・キラータイトルがない
これに関しては問題なのだが、結局は最初に述べた『重さ』が何とかならないとどうしようもない
一人称ゲームに関しては、ベタ移植自体は割と簡単だと思われるが、いくら新しいゲーム体験ができても1時間プレイしたら疲れて続けられないのでは厳しい。
特にゲームに関しては4~5時間ぶっ通しでプレイできる状態にならないと、メーカーとしても力をいれて開発できない
長時間装着しても疲れなくなった後に、本当のキラータイトル(普及に大きく貢献する)が出るとしたら、ゲーム以外のジャンルから出る気がする。

・光明はARか!?(個人的感想)
ゲームとしての新体験というのがウリで伸びてきたVRですが、個人的にはAR(拡張現実)やMR(複合現実)技術の伸びに将来性に期待
ARに関してはゲームに限らず、近年話題になっているAI技術との相乗効果で爆発的に伸びる可能性があります。

例えば、ゴーグルを通してみるだけで見てる人の身長、100M走の計測、球技の球速などが測れるようになったら面白い。
スポーツ観戦やライブとの親和性は特に高く、選手名やその他の情報を表示しながら観戦できればVR機器の普及率が伸びるかもしれない(やはり携帯性の問題点の解決は必要だが)。
マクロスプラスの世界感がもうすぐそこに。
GoogleMapとリンクして最も早い道に矢印を付けたり…は既にサービス(ARナビ)としてあるようですが、VR機器に落とし込めればさらに使いやすくなります。

現状でもAR用のゴーグルはありますが、あくまでも「スマホの画面を映すだけ」という感じなので、AR性能を実感できるコンテンツに関してはほぼない状態ということで、これからの分野。

スマホがVR機器になり替わるというのは映画の中だけですが、意外とそういう時代が来るのは早いかも。

Oculus Quest(Meta Quest)初代でもまだBeat Saberは動いた

4年くらい寝かせてましたが、運動したい欲にかられ動かしてみたら動きました。
ただ、Oculusアカウント⇒Meta アカウントに移行する必要があり、それが上手くいかず結局いちど工場出荷状態に戻すことに…

ちなみにアカウント移行に関しては3月にメールが来てました

うん、完全にスルーしてた@@;
けど4/8日現在、メールに付随していたクーポンコードを使って新アカウントへのゲームソフトの移行は出来ました
上で書かれてる通り、Oculusアカウントと同じメールアドレスでMetaアカウントを作成する必要があります
もし同じような状況の方がいましたら、あきらめずにメール記載のクーポンを使って新アカウントにゲームを移動してみて下さい。

私の場合はほぼBeat Saber専用機器なので、Meta Quest(初代)でも問題なく稼働できます。
なので同じ用途で買う方はおそらくMeta Quest3より安価のMetaQuest2で十分じゃないかなと思ったり(間違ってたらごめんなさい)。
ただ、2019年発売のMeta Questが2024年にサポート終了、だとすると2020年発売のMeta Quest2のサポートがいつまでか?という部分は懸念点。

いろいろ試行錯誤していたらCustom曲導入まで数時間かかってしまいました(情報が古いページが多かったり、MetaQuest2/3の話だったり)。

簡易フロー  ※注意:MetaQuest/2/3はそれぞれカスタム曲の導入方法が異なるようです

以下はMeta版(スタンドアローン)BeatSaberでカスタム曲をプレイするための流れ
設定作業中はMetaQuestとPCを有線で接続

①[モバイル](MetaQuestアプリをインストールしてから)開発者モード有効化
②[HMD]Beat Saberインストール
③[PC]SideQuestインストール&HMDと連結
これでPCで必要なソフトをインストールできるように
④[PC]SideQuestでQuestAppVersionSwitcher (QAVS)をインストール
アプリのバージョンを下げるために必要
⑤[PC]SideQuestでBMBFをインストール

⑥[HMD]QuestAppVersionSwitcher (QAVS)でBeat Saberのバジョンを1.35⇒1.28へ
途中でやめず、きちんと最後まで進めること
⑦[HMD]BMBFでカスタム曲を入手
左上のBrowser⇒choose website⇒BeastSaberなど

という流れでした、細かい説明は端折っているので全体のやるべきことの流れのみ。
最終的にHMD(MetaQuest)に提供元不明でインストールされたのはSideQuest/QuestAppVersionSwitcher (QAVS)/BMBFの3つ。
設定が悪いのか、Beat Saber起動の度に1.35に復元しない?って聞いてくるので復元せずに起動する。

以前より難しくなった点もあり、簡単になった点もあり。
しかしながら2024/4現在でもまだ、MetaQuest(初代)でBeat Saberのカスタム曲を使うことは可能だったことに一安心。

最後に+葬送のフリーレン(アニメ)話

そんなわけで、長いこと眠っていた(充電すらしてなかった)Oculus Questが無事に新Metaアカウントで動いてくれてほっとしています。

運動したいと思って、ジムじゃなくてVR機材を掘り起こすあたりがゲームオタクなんだなぁ…

何か新しく欲しいゲームが出たりしたら新しいVR機材の導入も考えたいですが、進歩の激しい分野なので買うタイミングに悩みますね。
SONYさんはせっかく培ったノウハウが惜しいので、PS5とのペアリングに固執せず、Viveのように高機能化(できれば軽量化)した独立VR事業を立ち上げて日本のVR事業をけん引してほしいところです。

今のところ
Vive:高機能高価格PCゲームと高相性。
Meta:エントリーモデルとして最適。スタンドアローン。なんでもそれなりに出来る。

Pico4等他の選択肢も増えてはいるが、基本的には用途別にこの2つが2強。
VRに関してはまだまだブルーオーシャンの分野が多いのでチャンスはある。

今からはじめてVR機器を購入する方に向けては、MetaQuest3(\74,800)が最も無難に思えます。
MetaQuest2は半額ですが3年の差は大きい。

私のように「BeatSaberだけやりたい」というような用途がはっきりしているのであれば、エントリーモデルともいえるMetaQuest2(\39600\31,900)でも問題なしですが、サポート期間が終わるのはもうすぐかもしれない。

個人的にはもう少し遊びたいゲームが出たらきちんとしたVR機器を購入するつもりはありますが、買うとしたらMetaQuest3かなぁ。
MetaQuest2の価格があるから割高に思えてしまいますが、冷静に他機種と比較するとコスパは良い
なによりスタンドアローンで使えるのが便利すぎて…

余談

葬送のフリーレン面白かった!
MADHOUSEさんは予算なくてもいい仕事するけど、予算あるとすごい。

好きだった回
1位:1~3話
世界観とキャラクターに引き込まれた素晴らしい話。
1話(ヒンメル)、2話(ハイター)、3話(フェルンとゾルトラーク)この3話は珠玉。

2位:8話~10話
魔族回。
フリーレンの生きる目的というか執念というか…いろいろすごかった。
ハイター「(フリーレンの)魔力は私の1/5くらいですね。まぁまぁと言ったところです。」
という魔力量に関する一見何気ない発言が全28話を通して伏線になっていて、ちゃんと見てると視聴者がニヤリと思える場面になっているのが良くできている。
戦闘面では最も印象に残った回。
自害せよ、ランサー(違う)

3位:27話~28話
レルネン「一目見て分かりました。彼女は魔力を制限しています。絶大な魔力です、ゼーリエ様に匹敵するほどの」
ゼーリエ「本当に残念だ。結局あの子(レルネン)にも見えなかったか(私の魔力の揺らぎが)」

からの
フェルン「揺らいでいる…」
ゼーリエ「(ニヤリ)」
この流れが本当に好み。
28話はなんといってもラントの伏線回収がすごかった。
ラント自体は主人公達とほとんど邂逅していない完全にサブキャラ(あくまでアニメでは)なのに全てを持っていった(笑)。おまけにゼーリエの人物観に対しても深みを与えてくれた。

登場キャラの勘違いをネタに物語を面白くする手法は使い古された手法ですが、葬送のフリーレンほど上品に「勘違いネタ」を扱ってる作品は滅多にないので不思議と新鮮味を感じる。

もちろんMADHOUSEさんの力は大きいですが、全体的に原作の作り込みがすごいのが感じられました(未読ですが)。
シュタルクが仲間になる流れも、フリーレンが勘違いされる話(下画像参照)も、里長ちゃんの話も、クラフトの話も、ゼーリエのツンデレ(花畑の魔法関係)も、なんというか短話で印象深い物語にするのが上手い
それでいて、全体を通しての伏線(魔力隠蔽関係)もあったりとそれは人気出ますよね@@;

©︎山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

ここの仕草(6話)好きw
手抜きっぽい作画の方が味わい深く見える不思議

18~26話の一級魔法試験編は少年誌系バトルであり、多数の登場人物から少し評価をおとしましたがそれでも毎週楽しみに観てました。

全体的に、魔族以外に悪いやつがいないという物語でこれだけバリエーションの話を作るのがすばらしい

私はラノベ好きですが
・味方は善で常に正しく成功する、敵は悪で愚かで傲慢で失敗する

というテンプレだけだと少し引いてしまうひねくれ者です。
最近は主人公がピンチになる雰囲気すら嫌われているのか、敵方が平面的になってしまっている感じ。

銀河英雄伝説が物語作成のバイブルなので、物語とはいえ、敵方にも人生や信念があって、高い立場になるにはある程度の人間性というのは必要だと思ってしまうんですよね。
「味方が敵になる(名前ネタバレロイエンタール)」逆に「裏切ると思っていたのに最後まで忠臣だった(名前ネタバレオーベルシュタイン)」というのは個人的には物語の終盤としてオイシイ展開と思うのですが、今だと炎上してしまうのだろうか…

高い立場なのに、めちゃくちゃオバカで自爆しまくるキャラだけしか敵にいないのはどうしても冷めてしまうところがあります。
ラノベの話作成で、「主人公を上げるより、他を下げる方が楽」というのがありますが、度をすぎるとリアリティが欠如してキャラクターが記号化してしまう。

そういう観点でも、悪役である魔族は魔族なりの信念(考え方)が見えましたし、登場人物の人格が違和感なくしみ込んでくる物語でした。
アウラ編が爽快だったのは、ほぼ1話かけてアウラ=超強敵という助走があったからこそだと思います。

コミックスで続きを読みたいと思いましたが、アニメ特有の『間』が楽しめた作品でもあります。
間違いなく2期はあると思うので葬送のフリーレンは初見アニメで続きを楽しみたい

コメント

コメントする

目次