【株式投資/投資信託】新NISAの投資信託(S&P オルカン)解約することに

※注意点

当ブログでは、プロでもない筆者が投資信託や為替相場について述べていますが、あくまで持論です。

投資の判断は必ずご自身の意思と責任で行うようお願い申し上げます。

私が新NISAを始めたのは7月中旬。

そう、まさに円ドルが160円付けてた頃に開始した負け組です(笑)

確か最初に買った投資信託がオルカンでその時で円ドル158円とか;x;

今現在の運用結果はというと

初めてすぐ約200万ほどいれてしまったせいで、為替の影響で長くマイナスでしたがやっと最近プラマイゼロに。
これはS&P本体の影響もありますが、為替が140円⇒150円あたりまで円安に戻ってきたのが大きい

積立て投資に関しては9/5と10/5の2回で、その頃だと丁度円高とS&Pが上がり始めたころということで積立投資枠と比較すると、いかに為替相場が運用益に影響を与えるかが分かりますね。
簡単に言うと、円安の時に海外投資信託を初めてはダメということです。

対象となるアメリカの株式相場ももちろん大事ですが、株自体は長い目で見れば上がりますがそれでも年間7%程度という目算ですから、円高が10円進めば1年分の株価推移がチャラになってしまうわけです。

ご存じの通り、S&P500を始めとした海外投資信託は

対象の株価変動 × 円ドルの為替変動 

という2つの指標を基に算定されます。

目次

S&P(米国株式)の今後のはどうなるか?

まず前提として、株式投資をやっている人間なら身に染みて分かるかと思いますが、投資というのは過去の経験・知識を元に、未来の動きを予想するものです。

日常生活では「勢い」というのは思った以上に結果に影響を与えますが、株価における「勢い」は過去を振り返った結果論であり、現在進行形の「勢い」を過信してはいけない
上がっている(という過去情報)時に、勢いを信じて投資をしたくなるのは分かりますが、株は基本的に下がったら買って、上がったら売るのが原則。

ドルベースのS&P価格推移(Trading Viewより)

こんな感じで新NISAが始まった2024に入ってから、すごい勢いで上がっているのが分かります。
ただ、2014~2017辺りの推移を見ると、ここ1年のS&Pの伸びというのはやや過熱しすぎに思えます。

いわゆるAIバブルというもので、AIの未来というものを信じて投資家たちが思い描いたモノ(株価)が反映されているのが現在。
果たして、AIが本当に私たちの日常に組み込まれて、関わってる企業に多くの利益を生み出してくれるのか、その転換点ともいえる時期に近づいているのは確かでしょう。

個人的には、今後近いうちにAIバブルに関しては調整局面に入る気がしてなりません

もちろん、AIがかつてのスマホ並みに生活に密着して、AIに事業投資している企業としても金の生る木になる未来がないとは言わないですが、それにはもう少し時間がかかりそう。

AI自体は抜本的な活用方法が見つかったとして、果たしてAI活用法を発見した企業の先行者利益がどの程度になるのかはやや疑問があります。
半導体業界自体はAIの発展でお金になりますが、結局その先のAI活用する企業にどの程度の先行者利益(投資に対するリターン)が発生するのか
AI活用事業自体は割と後追いでマネしやすい(投資に対するリスクとリターンが噛み合ってない)分野になりそうなのも気になるところ。

総じて、確かにS&Pの2024年の勢いは強い。
しかしながら2025年以降も続くのかは大きな疑問符を感じてしまいます。

結論

急激に下げる可能性は低いが、上りは鈍化すると予想。
半導体自体は堅調でも、結局エンドユーザーがAIにお金を落とす仕組みに落とし込めるかが直近の課題。
あとは、アメリカ経済自体の上昇・下降の問題(不透明)。

日米為替はどうなるのか?(あくまで予想)

次に、ここ10年ほどのドル円為替相場の動きを見てみます。

ドル円為替相場(Trading Viewより)

2017~2022辺りまでは105円~115円あたりを推移。
2022年から急激に円安に動いています。

今年の6月には円ドル160円になり、為替介入などが入って140円まで円高に。
そのまま130円台推移に行くかと思いましたが、アメリカの経済の強さが確認されて最近は円安基調で150円まで戻してきたところです。

注目点としては
・日本の選挙が終わったら年末~年始に日銀利上げ(予想)
・年末にアメリカの利下げ(おそらく0.25)、その後も利下げ基調

さらに、日本は現在物価が高く、生活物資の多くを輸入で賄っている日本では円高要望の声が(投資家以外からは)多いということ。
日銀利上げ&アメリカ利下げがなされても、絶対値的にはまだまだ日米金利差は大きいのですが、あくまで印象論で動くのが株の世界ですからね。

もしこのまま円安に推移しても、おそらくですが、150円台半ばまで行ったらまた為替介入(円高誘導)も行われるでしょう。
そう考えると、現在の150円~155円あたりが円安ピークで、年末~年始には円高基調にシフトチェンジする可能性が高いと予想します。
というか、ここ最近の円安基調は日本経済の弱さ&アメリカ経済の強さが出ている(=本来の為替の性質)だけだと思うんですよね…

日本の利上げに関しては、現在の日本の、賃金上昇を伴わない物価高の是正のためには必須です。
結局(円安で海外資本が注入されて)日本の株価だけ上がっても、潤うのは投資家だけですからね…

もちろん一部のエコノミストが言うように今後また160円以上まで円安が進む可能性がないとはいいませんが、そうなると日本の物価高がさらに進み日本全体が貧しくなってしまうことは日銀も避けたいはず。

以上から、現在の150円からは、さすがに政治的、日銀的、日米金利差縮小の面からも年末に向けて円高に進む可能性が高いと考えていますし、日本の多くの人はそれを望んでいるはず。

結論

個人的には今後の日銀利上げ・アメリカ利下げで130~140円あたりに落ち着くと思ってます。
日本経済の弱さ(あくまでアメリカの影響下での上下)で110円とかはもう行かない。
もし160円以上になったら物価高的にヤバイので日銀介入不可避。

ちなみにもし110円とかまで行ったら、全力でアメリカの投資信託&株式&債権を買いたい。
130円あたりでも海外投資を軸にすることを本気で考えたい。

新NISA枠のS&P 500 /オルカンは一旦解約することに

2024新NISAでの大勝ちというのは、AIバブル×円安バブルの2倍レバレッジによるもの。
その2要素両方で大きく伸びたというのはある意味奇跡で、その双方に今後大きなリスクが感じ取れるのが現在。

というわけで、新NISAの非課税枠ではありますが、一度リセットすることにしました。
確かに今後も堅調に円安&ポイント上昇の可能性はありますが、下落リスクが高い時期にかかってきている気がしてますのでリスク回避に。

別にS&Pとオルカンが嫌いになったわけではありません。

150円まで戻ってプラマイゼロ圏になったのでヤレヤレ売りが出来るようになったのは有難い。
今ならほぼほぼ損失なしで解約できそうなので…この後さらに円安に進んだらざまぁになるけど、今は円高リスクが怖いです(汗

ただし、積立投資枠は崩すと戻すのに時間がかかるしどうせ自分の好きなタイミングでは使えないので、一つの指標として残しておくつもりです。
いい時期(9/5~)に積立始めたおかげで現在の運用益はプラスですが果たして今後どうなるのか…

成長投資枠は一応来年になると復活しますが、年間240万はかわらないので今年の分は無駄になってしまいますが、今後円高にふれるのであれば損失が出る可能性も高いと思ってますので。

S&P自体は円高が進んだり、アメリカ経済に自信が持てたら(もしくはAIバブルが弾けたらw)また軸にしたいと考えています。

※後日追記(10/24)

三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のチャート


2024/10/21に注文、10/23に約定。

SBI証券のS&Pの売買の価格基本知識(公式ページより抜粋)

ご注文日の翌営業日が約定日となる投資信託(投資対象が海外資産等)は、ご注文日の当日の海外等のマーケットの終値を基に、円換算して算出されます。 為替レートはご注文日の翌営業日、午前10:00頃(日本時間)の投資信託協会が定めるレートが適用されます。

なお、基準価額は約定日の翌日に前営業日の日付で公表されます。

とのことなので、10/21(日本時間で21夜~22日朝方)のS&Pの価格を元に、10/22(AM10時頃)の為替相場が基準価格となります。

今回のケースでは10/23のS&Pの基準価格\31,990は、10/22朝方(日本時間)の終値と、10/22(AM10時頃)の日本時間のレートで算定されているということです。
(SBI証券では)海外の投資信託は売買にこのタイムラグがあるのできめ細かい売買はできない点は注意。

今回はアメリカのS&P500の決算前に売却したわけですが、今朝のニュースでテスラは好決算だったとのこと。
他の銘柄にも好決算が続けばS&P500はまだしばらくあがるかもしれませね。
追記時にも円安(152円台)とS&P高が進んでいますが、今回の売却の判断が間違いだったのかが分かるのはもう少し先。

今回のケースではS&P本体より、為替相場が今後どうなるのかが気になるところです。
円安が160円超まで進んで安定したら敗北ですが果たして…

その時は円安を武器に他の個別日本株に頑張ってもらいたい。
最近は円安株安というよくわからない展開ですが。

短期的視点、長期的視点でのNISA枠潰しは意味あるか?

NISA枠に限って考えると、短期的には解約が正解でも、長期的視点だと不正解のケースもあります。
年末に130円まで円高が進んで短期的にマイナスでも、2年後に160円に戻るのなら残しておくべきというような意思決定も十分あり得る(というかこれは本流)。

NISA枠は合計1800万円{(成長投資240万+積立投資120万)×5}
NISA枠で購入した投資資産を売却した場合、次の年には累計枠が復活しますが、年間購入可能額240万(成長投資枠)は復活しません。
つまり今回解約するNISA枠は最短でも5年後まで使えないということ。
この考え方はすごく大事。

逆に言うと短期的にマイナスになっても、5年後プラスになっているのなら結果的に悪い意思決定になってしまうということ。
そう考えると・・・うーん、5年も放置してたらさすがにプラスになってる気がする…というかほぼプラスでしょう@@;

ただ、200万が手持ちにあれば、他に投資して回収する(ただし課税される)という手段もあるので単純に少しでもプラスになればいいというわけでもないのが悩ましい。

今回は今後(半年~1年のスパンという)短期的に円高になると予想しましたが、戻すのに時間がかかるNISA枠ということを加味するとかなり微妙な判断。

どちらかというと投資を初めて長い間、損益がマイナス表記だったのが気持ち悪かったので、一度精算して、もし円高になったら(特定預りでも)入り直そうかなと思います。

さらに円安が進んだり、S&P本体が爆上がりしたらごめんなさいということで…
その時は一応のこしておく積立投資枠に頑張ってもらう(笑)

今後の投資先をどうするか?

とりあえずはできるだけ円ポジションで持っておいて、バリュー株メインで軽く日本株に投資。
年に数度の暴落時に少しリターンを得る程度の運用を考えています。

ここ数カ月の株式投資で学んだこと。

分かりやすい暴落時に、適切に買えば、ある程度は投資リターンを確保できる

このブログはあくまでゲーム攻略ブログですし、私自身専業投資家ではないので
興味をなくさない程度に株式投資を軽く触りながら、確実にリターンが取れるように、付かず離れず投資を続けていきたい。

上で言った「暴落時に買う」はこれから投資を始める方で負けたくない方に最も意識して欲しいこと。
ギャンブルとして投資を触るのでなければ、普段は投資に興味をなくさない程度にかるーく株に触っていて、暴落時にだけ触るのが最も少ない知識でリターンを得る方法です。

分かりやすく言うと
配当利回り投資暴落待ち投資の2本柱

前者は投資資金の10~20%程度の常時運用(バリュー株重視)
後者は投資資金の50%程度を暴落(二日連続で大きく日経マイナス)時に複数日に分けて投資。
ポイントは2日目まで見てから判断すること。
個別株が怖ければ日経やTOPIX連動の投資信託でも良い。
信用取引はNG。
この方法では大勝ちはできないですが、そういうのは自分なりの高いリターン手法はその判断が自分で出来るようになってからで遅くはない。

私の今年のNISA枠は終了することが決まったので、来年こそはできるだけ安定的に非課税でリターンが取れる方法を今から考えていきたい。
今年は何の知識もなく、適当にNISA投資を始めて失敗してしまったけれど、来年からは少しずつでもリターンが出せるようなNISA枠ポートフォリオにしたい
こういうの考えるのは楽しい。

円高になったら海外投資信託(S&P)とか米国債でいいし、そうでなければ暴落時にバリュー株に投資とか。

最後に

今回、私がNISA枠(海外投資信託)を解約するのはあくまで私の投資判断であり、今後円安が進むことで大きな利益が得られる可能性ももちろんあります。

今回の記事内容はあくまで私の考えですので、ご自身の投資判断はご自身の意思と責任でお願い致します。

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