フリーゲームSRPG『グレイメルカ』はストーリーが良い

本作は、かつて「シニカルとレトリック」というサークルサイトで製作&配布がされていたFE(ファイアーエムブレム)ライクなフリーSRPG。

無料なので興味があったら是非プレイしてみてください。
ストーリーだけなら私のプレイしたSRPG作品でナンバー1と言ってもいい。
ストーリーが気になってはやく先を見たくなる。
SRPG部分はやや雑な面もあるが、育成しまくって無双するのは楽しい。

ファンタジー世界ながらも重厚かつリアリティのあるストーリーで、時代に翻弄され生きていく主人公を描く
シリアスなストーリーは刺さる人には刺さる。
主人公が良い人すぎるのでスッキリしない展開が多く、その部分で感性に合わずモヤモヤする人はいるかもしれない。

主人公に感情移入できない人は、第2の主人公ともいえるスポポンドに感情移入しながら進めると良い(笑)

目次

作品紹介

レトロなグラフィックながら感情移入しやすいストーリー

なんといってもストーリーがこのゲームの見どころ
一見モブキャラのスポポンドはゲームクリア時には大好きになってしまうでしょう。
使用頻度も高いので、育成次第では戦闘面でも重要な立ち位置に。

キャラが記号だけで終わっておらず、全てのキャラが思想を持って動いているように感じる
ジェヘヘラのイベントは個人的必見。
メインストーリーにはあまり絡んでこないけど、キャラとしてはお気に入りになってしまった。

敵方には敵方の正義があり、ドラマがある。
本作品の主題は「敵だから悪」という勧善懲悪に対するアンチテーゼでもある。

レトロながらも分かりやすいUI

キャラステータスはFEプレイヤーには分かりやすい。
装備に関しては、いつでもこの画面から変更可能(行動消費無し)。

キャラを選択すると移動範囲+攻撃範囲が表示。
範囲内の敵へのダメージ数/攻撃回数も表示され、敵キャラの上にカーソルを持って行くと戦闘結果の予想も表示される。

SRPGとしては、育成&無双系

育成しなければ難しく、育成すれば簡単。
フリーマップはないが、『稼ぎプレイ』で難易度が大きく変わる。
稼ぎをすれば最高難易度(マスター)でも躓くことはほぼない。

ただし、初見殺しはある(雑魚が格闘殺、重戦士殺などの強スキル保持だったり、増援が即行動だったり)。
キャラ死亡=永久離脱なのでノーリセットプレイはどのプレイスタイルでも高難易度になる

ステージ内セーブ有(ハードで3ターン毎、マスターで5ターン毎)があるのでリセット有りならやり直しが簡単。

難易度は「イージー」「ノーマル」「ハード」「マスター」の4段階。
ハード以上はレベルアップ時の上昇値が固定
※完全固定なのか、周回毎に決まっているのかは不明
・「マスター」のみ仲間になるキャラクターがいる
「パンピー」「マミティ」「パル」「ジェライ」「マーブレン」「タンツラ」の6名。

ちなみに筆者は「マスター」で現状の全シナリオ(Ver1.3時点)をクリアしましたが(主に体術を)育成しすぎたのか、他のSRPGゲームより簡単に感じました

体術10(★)&貢献800がヌルゲー化のキー

・体術
1以上あると、素手で攻撃/反撃ができるようになる。
体術1につき物理攻撃力+1/物理防御力+1(最大+10/+10)
自分よりレベルが高い相手に対し「攻撃される」「素手で攻撃する」で上昇(=レベルが上がると上げづらくなる)

・貢献度
200/400でクラスチェンジ(自動)
800で周囲3マスの味方に支援を付与(命中・回避に補正)
「敵から攻撃される」「敵にダメージを与える」「特定のスキルを使用」で上昇(=攻撃されまくると上がりやすい)

主要キャラを体術10、貢献800にすると敵の攻撃はほぼ食らわず、ほぼ全ての敵をワンパンしてしまう軍団になる。
ラスボスすらワンパンしてた…

入手できる最新バージョンは1.21(?)

残念ながら公式ページは閉鎖されており、窓の社でV1.21を確認。

https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/graymerca

最新版ではないですが、メインストーリーはきちんと完結されているので問題なく遊べます。

物語としては
■①■1~5章:メインストーリー
・本編
・難易度は開始時に選択

■②■6章:後日談
・新キャラメインだが、本編のキャラ(育成後)を一部使用可能
・本編の難易度を継承?(マスターでした)

■③■5.5章:6章の前のちょっとしたツナギ話
・キャラの能力値継承なし(決められたキャラレベル)
・本編の難易度を継承?(マスターでした)

■④■7章:新ストーリー(序盤のみ) ※1.21では遊べないかも
・ほぼ新キャラのみ&本編から数十年後
・キャラの能力継承なし、倉庫初期化
・難易度はハード固定?
・バージョン1.21で遊べるかは不明

全てプレイしてみましたが、今のところ③④はプレイしなくてもいいかも。
①の本編だけで十分満足感が高く、もう少し世界感に浸りたい場合に②の後日談をプレイしましょう。
本編だけでも40マップくらいあります。

④に関しては本編と関係ないストーリーであり続投キャラは(今のところ)お助けキャラで少しだけ。
物語の核心まですすめずに終了してしまうので続きを期待。
これから面白くなりそうなところで終わってしまう!

7章の続きが出るのかどうかは不明!
本作はSystem3xという知る人ぞ知るちょっと古いゲームエンジンで作られているので、もしかしたら別のゲームエンジンで作り直しているのかもしれないですね!(だといいな)。

なお、顔グラはどんどん上手くなって、7章キャラは塗りが普通に商業レベル。
system3xはさすがに古すぎるので、UnityとかGODOTとかで作り直してSTEAMで販売してくれたら是非買いたい

総評

時代に合わせて埋もれてしまうにはもったいない!

残念なのはゲームエンジンがSystem3xで現環境ではプレイビリティが低いこと。
特に解像度(384×224)の問題は大きく、高解像度化&大画面化が進む現代ではかなり厳しい。

どこかのパブリッシャーが買い取ってリメイクしたら人気出そうなのだけれど。
自分の場合、OBSで録画しながらプレイしたのですが、(録画せずに)OBSの画面で大きく映すだけでもかなりプレイしやすくなりました

ハード以上では成長値が固定化されるのですが、ランダムだとついついリセットしてしまう私としてはレベルアップ固定化はむしろ嬉しい措置。

結論として
画面の問題さえ許容できるのであれば、ストーリー重視のSRPGとしてオススメ
コツコツ育成して最強軍団を作って無双したい人はシステムも刺さるかも。
ステージ周回はありませんが、ボスチク、ザコチクする場面は多い。

実は数年前にプレイ済みだったのですが、いつか遊び直そうとまだ公式がある時にダウンロードだけしていたのでこの度再プレイしてみました。

やっぱりストーリーがいいなぁ。
純粋なSRPGとしてはSymphony of Warとかの方が完成度が高いとは思うけれど、ストーリーはSRPGではこのゲームが一番心に残る。

序盤ストーリー(序盤ネタバレ有)

大陸情勢

舞台となる大陸は、ロマテア帝国を中心として
北のアスタンツ
北東のフバーライン
南東のドルテ・クルプ・コートマ
西のバーメイル・オルハダ
そして北西離島のニトン島 ※国ではなく、魔術師の養成所のような位置
という9の地域で構成されていた

ロマテアは自他共に認める大陸の覇であるが、そのきっかけになったのは445年に先帝ウォレアが始めたフバーライン侵略戦争

その際に、グレイメルカ細菌毒を使用することでフバーラインの民衆を犠牲する作戦を決行。
混乱の合間に軍による首都陥落を達成し、フバーラインを支配地として占領する。

472年にウォレアが崩御、レシウル帝が即位。


レシウル帝はウォレアの侵略外交を継続し、475年には北のアスタンツ皇国を侵略、滅亡させる。

サーシン王子との出会い

物語は、レシウル帝暗殺の密命を帯びたクナタ(男)・カタリ(女)の二人が旧フバーライン領からロマテア首都ハルヴィンへ向かうところから始まる

ご都合主義ではあるが、たまたまロマテアのサーシン王子を犯罪組織リフィアが拉致する現場に遭遇。
レシウル帝に近づく材料とすることに。

命の使い方

クナタの決意と、決行を止めるカタリ

カタリが考えていたのは、復讐して完了ではなくフバーラインの未来。
グレイメルカの病魔に侵された二人ではあるが、自分の命の新しい使い方。

デミライト

サーシンの弟デミライト誕生。

変化

クナタとカタリは軍に入隊し、サーシンの成長を見守ることに。

腐れ縁となるスポポンド登場。

2年後、軍の要職となる二人。

次代へ紡ぐ

死期が近づく中…

新たな命を授かる二人。
レシウル帝を暗殺して終わりではなく、別の道。

命の使い方2

レシウル帝はドルテ攻略に失敗し、クナタ・カタリは殿に。
暗殺者として送り込まれたことも暴露。

二人で共に歩み、共にしんでいく
そして、共に生きた証を残す

ハルカとデミライト

時代は移り変わり、クナタとカタリの息子であるハルカを中心に動き出す

デミライトと片腕となったハルカ

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