今回は、意外と使ってない人が多いと思うこの2つの機能のご紹介です。
この2つ名前は似ていますが、まったく別の機能です。
対応しているかの目安としては、ストアページの右側の属性欄を見ればわかります。
あくまで目安なので、非表示でも対応していたりします(逆パターンはない)。
自分が前回レビューした「レイジングループ」はリモートプレイ対応×でしたが普通にプレイできていたので、操作が簡易なノベルゲーム等は基本的に記載されていなくても問題なく動作するでしょう。
リモートプレイとは?
モバイル端末でsteamゲームをプレイできる機能。
ゲームの動作処理はPC上で行うため、モバイル側に処理的な負担はほとんどないのが特徴。
ただし、PC画面上はゲーム画面で占有され、モバイル側と操作権限(マウス等)も共有になってしまうので、実質上PC側で別の作業をするのは不可能な点は注意。
簡単に言うと、
PCでゲームを動かし、モバイル(スマホ/タブレット)側でも表示と操作が可能になる機能
PCでsteamを起動しておけば、モバイル側でゲームの起動/操作/終了が行えます。
外出先で遊ぶことも可能ですが、通信量には注意が必要です。
テストしたところ、ゲームにもよるとは思いますが1時間で1ギガ近く消費していました。
基本的には同じネットワーク内での使用を推奨します。
寝る前にベッドで寝ころびながら。風呂に入りながら。などなど。
動作スペックはPC側に依存するので、モバイル側にスペックは必要ありません。
動作に関しては、画像のような仮想コントローラ以外に、タッチパネル操作や、xboxコントローラ等を実際に接続したりも可能。
ただ、やはり画面は小さいので、アクションゲームに関してはできればPCでプレイした方が楽しめるとは思います。
slay the spireなんかはタッチ操作に対応していて、モバイル版とほとんど操作感は変わりません。
オススメは私も最近あそんだ「ノベルゲーム」。
寝ころびながらプレイできるのが良いです(笑)
操作量も少なくて、画面が小さいのもそこまで気になりませんからね。
接続方法と注意点
[モバイル] Playストア/App Store から
「Steam Link」をDL&インストール
[モバイル]「Steam Link」起動と設定
※事前にPC上でsteamを起動しておいてください
自動でネットワーク上のsteamが起動しているPCをスキャンしてくれます。
無事目的のPCがスキャンできたら、タップして接続してみましょう。
ペアリング画面で、認証コード(数字4桁)が表示されたらPCのsteam画面にもどります。
[PC] steamの設定
steam画面の左上[steam]⇒[設定]⇒[Remote Play]⇒[steamリンクをペアリング]
もし「Remote Playを有効にする」にチェックが入っていない場合はチェックを入れます。
「デバイスを承認」が表示されたら先ほどの認証コード(PIN)を入力して下さい。
承認できれば、デバイス名のところにモバイルの名称が表示されます。
これでsteam側の設定は終了です。
リモートプレイを利用する場合は、steamが起動している状態である必要がありますので、そのまま起動しておきます。
[モバイル]「Steam Link」で遊ぶ
無事リンクできたら、「Steam Link」に「プレイ開始」ボタンとともに上記画面が表示されていると思います。
コントローラを使用したい場合は、右上の「歯車マーク」から設定できます。
注意点
実際にSteamLinkを使ってみるとわかりますが、実は
Steam Linkの「設定」⇒「steamを最小化」を行うと、PCのデスクトップ自体にリモート操作ができてしまうんですね。
これを使えば色々できちゃいそうですが、一番気になるのが「セキュリティ面」です。
基本設定だと、一度ペアリングをしてしまうとペアリング解除しないかぎりパスワードなどもなしで接続可能ですが、「セキュリティコードを設定する」からsteam(PC)側へのアクセスにもPINコードを設定しておく方が良いと思います。
リモートプレイ トゥギャザーとは?
本来、steamでマルチプレイをする場合、「オンライン協力プレイ」に対応している必要があります。
しかし、2019/11より開始された「リモートプレイトゥギャザー」の機能を使うことで、ローカル協力プレイのゲームを疑似オンライン協力プレイとして遊べるようになりました。
ゲーム画面はホスト/クライアントで共有されます。
また、クライアント側はゲームを保持していなくとも遊べます。
相手の家に行って遊んでる状況をイメージして下さい。
ゲームによっては、「オンライン協力プレイに対応しているが、Remote Play Togetherには未対応」「Remote Play Togetherのみ対応」と言ったタイトルがあるので、両者は全く別の機能と考えてください。
クライアント側はゲーム未保持でも遊べるというのがいいですね。
最近のローカル協力のみというのは少ないので、どちらかというとマイナーゲーム/昔のゲームがメインとなりますが、隠れた良作を発掘して一緒に遊んだりできるのは嬉しいところ。
自分の所有するゲームの中で、Remote Play Togetherに対応しているゲームに関しては、ライブラリのフィルタ機能で確認できます。
結構あります。
一緒に遊ぶ友達がいる方はぜひ使ってみて下さい^-^。
ちなみに一緒に遊ぶ方法は、以下
①[ホスト側]対象のゲームを起動する
②[ホスト側](フレンドリストから)一緒に遊びたいフレンドを右クリック⇒「Remote Play Together」
これだけです。
個人的にオススメのゲームとしては
(オンラインだとボコられる)パズルゲームとか
(オンラインだとボコられる)格闘ゲームとか
昔のシューティングゲームとか、アクションゲームとかも面白いと思います。
最後に
というわけで、今回はsteamで意外と便利に使える「リモートプレイ」「リモートプレイトゥギャザー」のお話でした。
後者に関しては、1人ゲームもってたらみんな遊べるというのはちょっとすごいですよね。
「桃鉄」シリーズがsteamに来てくれたらいいんですけど@@
似てる名前ですが、それぞれ別ベクトルでとても便利な機能なので、使ってみて下さいね♪
コメント