始めてみました。
今や国民の2割以上(貯蓄の余裕がある人に限ってはそれ以上)の人がやってる新NISA。
今年(2024年)から始まって、どんどん新NISA人口も増えていっているところです。
と言っても、興味のある人からしたら「始めるの遅すぎる」という話かもしれませんね(汗
ゲームブログであるうちのブログは果たしてどこに向かっていくのか(笑)
NISA、その中でも2024年から開始された新NISAのお話。旧NISAはやってないし、今から情報集めてもしょうがないから…
NISA枠(年360万/生涯合計1800万)の範囲内であれば、本来利益の20.315%かかる税金が0%、なくなるというもの。
これは単純に金銭面でも嬉しいのですが、確定申告が必要なくなるというのも嬉しい。
ギャンブル嫌いの私としては、資産運用に関しては私はほぼノータッチだったのですが情報を集めていくと今の流れに乗るべきと判断しました。
※今回の記事では肯定的な物言いになっていますが、やるかやらないかは最終的には自己判断でお願いします
ちなみに私がメインでやってるのは「投資信託」で、これはプロの方に信託報酬(運用費用)を払って運用をお任せする手法。
他にも株式を始めとした運用方法の選択はあるのですが、素人は投資信託一択と言っていいでしょう。
なにより、最近は(上でグラフを挙げた)オルカン、S&Pを始めとしたリスク分散投資の投資信託があり、手数料も非常に低くなってるので基本的にオルカン/S&Pのどちらかを始めるのが良いとされています。
今回は、まだ新NISAを始めて1か月足らずの私の目からみた新NISA制度のメリット/デメリット、そしてリスクなどについて書いてみたいと思います。
基本的に今回お話する投資信託はオルカン、S&P500のどちらかを想定しています。
※オルカン:三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
※S&P500:三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
投資信託はギャンブル?
※この章は持論展開で、特に誤ってる可能性も高いので注意
・オルカンは全世界株式といって、世界の主要銘柄に対して分散投資を行う投資信託。
特にアメリカに比重が高くなっていて60%以上、日本は5%強程度。
・S&P500はアメリカの主要銘柄に分散投資を行う投資信託。
オルカンよりもさらにアメリカに特化したもの。
ここ1年の投資信託の価格推移を見てみましょう。
オルカン
純資産総額:約1.3兆円⇒4兆円
S&P500
純資産総額:約2.4兆円⇒5.3兆円
投資信託ということで、基準価格に目に行くのは仕方がありませんが、純資産総額にも注目して下さい。
新NISAが始まった2024/1からどちらも純資産総額の伸びが著しく増加しています。
オルカンは一応日本も含めていますが60%はアメリカの金融商品へ、S&P500は全てアメリカの金融商品への投資に使われています。
これが何を意味しているのかというと、この2つの投資信託だけで1年で4.5兆円ものお金がドルになってアメリカの証券市場に流れていることを示します。
もちろん投資信託はこれだけではないですし、全部を合わせるとそれ以上の円がドルを始めとした外国通貨になって外国の金融市場に流れているということ。
さらに、多くの人は「積立投資」を行っています。
これは(主に給料に合わせて)毎月一定額を投資信託に充当、自動で積みますこと。
積立投資にはいくつかメリットがあります。
分かりやすいメリット
・QOL(生活の質)を安定させながら一定額を投資に使える
・クレカ積立により恩恵を得れる(一部の証券会社の場合)
等々
実は他にメリットがあります。
隠れたメリット
・純資産総額の今後の増加が確約
今後も市場にお金が流れることが予測できるので安心感を得れる。
・定期的に円⇒ドルへの為替の流れが発生し、円安誘導。
円安により海外資産の円変換時に投資信託の価格が上がる
※円安自体は良し悪しありますが、投資信託の単純換算に関して言えば円安はプラス要因
資金が市場に流入すると、その市場の株価は上がります(他の要因ももちろんありますが)。
そうすると投資信託の基準価格が上がります。
うーん、なんか出来レース感を感じます(笑)
というわけで、現在は(長期的には)基本的に勝てるレースの券を買うか否か、という状態になっているように思えます。
「ええっ!?リスクほぼなし!?」
と思いがちですし、確かに一見ほぼリスクがないようにも見えます。
ただ、この状況って何かに似ているんですよね。
それは、1980年代後半から1990年初期にかけて起きた「不動産バブル」です。
《不動産バブルとバブル崩壊》
みんなが土地の値段が上がり続けると信じて、住宅ローンを組んで土地を買いあさり、その結果として土地がどんどん値上がりしていった時代。
ご存じの通り1990年には不動産業界を契機としてバブル崩壊がおこり、日本経済の低迷を引き起こしました。当時はサラリーマンでも複数の土地をローンを組んで購入して値上がりを期待する風潮。
そんな中で地価の下落を契機として土地を売ってもマイナス(購入代金より低い価格)になってしまうという、それまでは考えられないようなことが起こったことで日本経済がパニックに陥ったのです。
新NISAの制度に目を向けてみると、強制的に毎月積み立てて正のスパイラルで基準価格を押し上げているのが現在の状況。
1980年代の不動産バブルに比べると、かなり予測しやすく投資をする方も安心感を持って今後の展望を予想できる状態と言えます。
にしても物事に永遠はないので、どこかで弾ける瞬間がないとも限りません。
また、上で「円安は投資信託にとってはプラス要因」と言いましたが、私たちの暮らしにとっては悪いインフレを引き起こす原因でもありゆくゆくは投資まで貯蓄が回らない状態を引き起こす可能性があります。
投資信託の基準価格は上がっても、それ以上に物価が上昇するハイパーインフレにより実質価値が下がる可能性です。
この時は、普通の貯金していてももっとダメージをもらってしまうので、結局外貨預金なども含めてリスク分散するのが賢いのかもしれませんね。
いずれにせよ、やはりどこかで終わりが来るチキンレースであるようには感じます。
新NISA初めて数週間の筆者の予想
・今後も投資信託の基準価格は上昇傾向が続く
・副作用で円安が進む(今までと比較して、毎年数兆~10兆円以上の円が外国通貨へ変換される)
・輸入品のさらなる高騰でQOLが下がったり、ハイパーインフレ起こる可能性
つまり、投資信託という狭い範囲では成功しやすいが、それが日本経済にボディブローを与えている印象です。
今は日銀が介入したり、アメリカ自体も円安に危機感を持って政策を行う(日銀の対応に寛容)ことで対応できていますが、新NISAの積立制度がある限り今までより円安に振れやすい傾向は続く。
新NISAの次は日本市場の金融商品だけ優遇するような制度が来そうな気がします。
もしくは枠そのままで、日本市場の金融商品だけはもっと優遇処置を与えるとか、そうすれば一応円同士で取引が回るので円安抑制になりますので。
ちなみに、もし同じ枠で日本市場内だけ優遇するような政策になったら、オルカン/S&P等からは一旦資金を引き揚げないと危険かもしれませんね(ある意味オルカンバブル崩壊)。
というわけで、NISAを始めてみました
実は今回は上の記事を書きたかっただけなので、跡はさらっと。
というか普通に手続きしただけですし、買ったばかりで値動きもほぼなし。
クレカ積立もまだ第1回も買えてない状況です。
オルカンをメインにして、他2つは比較の為に一度だけ購入で積み増す気はありません。
3段目のインド・インフラ株式に関しては手数料が高額(2.09%)なのですが、実際どの程度の運用実績を出せるのかのテストをするため。
新NISA枠は
年間360万(成長投資240万/積立投資120万)
生涯1800万円(成長投資1200万/積立投資600万)
最短で5年間で使い切りますが、積立資産は福利で増えていきますので寝かせておけば(上手くいけば)雪だるま式に増えていきます。
売却したりすると枠自体は復活しますが、複利計算部分は精算されてしまうので基本は儲かってるうちは寝かせておくことに。
とはいえ、上で書いたようにみんなが資金回収するような政策がとられる可能性もあるので引き上げるタイミングは逃さないようにする必要がありそうです。
新NISAスタートの流れをざくっと
・SBI証券の口座(NISA)を開設 ※特典の付く方法で探すとオトク
楽天との2択?
ポイントに関してはSBIならVポイント選択が無難。
・クレカ積立用の三井住友カード(NL)作成
※でももうすぐ改悪されるらしく、olieveの方がキャンペーンもあったりと要比較
・住信SBIネット銀行の口座開設(SBIハイブリッド預金を使うとSBIの証券口座と金額同期できる)
多分これくらいがスタンダード。
対面での証券会社利用はNG(オススメされる金融商品の品質が低い)。
細かくすると色々手続きに時間がかかったりもしますが、解説して下さってるところも多いと思うので今回はしません。
入ったら入ったで色々した方がよい設定がありますが、そのあたりは後からでも簡単に変更できます。
最後に
今回の記事は新NISAに関して
・いつまで寝かせておくことになるのか?
・今後も上がり続けるのか?
・(相互に)円安との関係は?
この辺りを自分で整理するために書きました。
現在の新NISA利用率は2~3割、収入をある程度貯蓄に回せる方限定だともう少し上になるでしょうか。
つまり、国民の多くは「貯金や財形などよりは新NISAが魅力だと感じている」状態。
まぁ、円安を考えると貯金などは実質目減りしていて、(NISAの所為もあって)円安基調が今後も続きそう。
オススメはクレカを活用した積立(毎月1~10万円の間で無理のない額)で貯金のつもりで寝かせておくこと。
スポット(一括)投資も一つの方法ではありますが、気分で投資額を決めるより機械的に積み立て行く方が失敗しづらいと思いますし、基準価格が下がった時に落ち込むこともなくなります。
大きな転換があるとしたら
・政府のNISA関連の政策によるもの
・世界的な大恐慌
このどちらかで、後者はどうしようもないし一過性なので、前者にアンテナを張っておく
NISA資産総額増加 ⇒
円がドルへ(オルカン/S&P)/円安基調 ⇒
対象市場へ資金流入し株高基調 ⇒
ドルを円換算することでNISAの基準価額増加 ⇒
定期積立/新たなNISA民でNISA資産総額増加⇒…(ループ)
NISAで大損した!という声はほぼ聞こえない状況から、今後もまだNISA人口は増えていき、「好循環」が続いていくとは思います。
しかしながら現在の状況はどうしても不動産バブルを思い起こしてします。
もちろん「積立」制度で基本的な成長基調が予測しやすくなってる(継続的に数兆円規模の資金が流入する)のでいきなり失速することはないと思うのですが、何か(海外へ資金流出を避けるような)政策が発動しないとは限らないですからね…
一番大事なのは
新NISAに頼りっきりはやめるべきで、家計にあまり響かない程度の余剰資金でやるべき
ということでしょう。
円安問題はNISA的には嬉しいけど、生活的には収まってほしいのが難しいところ。
いずれにせよ趣味の範囲でやっていきたいと思います。
あとは新NISAに関係しそうな政策転換の情報アンテナはしっかり張っておきましょう。
ちなみに資産運用に関する記事は続くかは不明。
投資信託に関してはいくらでも他のサイトやyoutubeで自分より詳しいのはあると思うし、株に関しては個別の銘柄名とか出して変な情報を広めたくないのがあります。
また、記事はあくまで過去情報なので時流トレンドが重要な部分に関してはむしろノイズデータになりかねないのが怖い。
自分がもっと勉強して、ある程度知識として広めてもいいと思ったら書くかもしれません。
今のところ寝かせておくだけになりそうなので、そこまで頑張る気はないですし、価格チェックもあまりしないようにするつもり。
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