スマホを始めて手に入れて、「ソシャゲ」なるものに触ってみたい。
何を選ぶのか困りますよね。
ゲーム性のあるソシャゲとしてなら、「幻神」が最も良いと思いますが、操作が煩雑で学校や勤務先でも触りたい場合にはちょっとオススメはしづらいのは確か。
PC版もあるので、PCある人なら。
そんな、手軽に触ってみたいソシャゲとしては「ブルアカ」こと「ブルーアーカイブ」がいいと思います。
「ブルアカ」は量産型ソシャゲの中では高品質でまとまったゲームです。
また、ソシャゲの中ではかなり課金圧が低く、それでいて運営のマネタイズもしっかりできているという一見不可能な構造をなしえた作品。
もちろん「Fate zero」からfateファンになってその世界観で遊びたいならF.G.Oになるでしょうし、ミニゲームが好きなら「モンスト」になるという感じでソシャゲの選択は人それぞれの趣向も大きいのは確かです。
量産型ソシャゲというとイメージが悪いかもしれませんが、成功するひな形となっているから量産されたゲーム形態と言えます。
もちろん、あくまでひな形なので成功するには細かなバランス調整、課金誘導、広告マネージメント等の戦闘システム以外のノウハウが重要です。
ゲーム性・独自性が高いゲームで生き残っている「パズドラ」「モンスト」等もありますが、ソシャゲ黎明期から続いてる(先行者利益を甘受した)一部のゲームくらいで、新作でこれらのゲームが生き残るのは難しいのが現実です。
ちなみに私はこういうゲーム性のあるゲームが好きなので、大体私の好きなゲームはすぐ終わってしまうのですが。
ソシャゲを選ぶ場合考えること
まず一番大事なのは、遊びたいゲームがまだはっきり決まっていない場合は流行ってるゲームを選択すること。
ソシャゲと切っても切り離せないのがサ終、つまり「サービス終了」。
どんなに時間とお金をかけても、サ終したらすべてが消えます。
間違っても、評価欄に「期待を込めて★5」とか書かれているのは避けるべきです。
こういうのは大体サクラか、大してプレイしていない人でしょうねぇ。
自分がかつてやっていたゲームで来た「お知らせ」
じゃあ、
「長くサービスが続いているゲームを遊べばいい?」と言われるとそうでもないです。
私がやってるゲームに「戦国IXA」という化石のようなブラウザゲームがあるのですが、課金沼に入り込んで抜けれなくなった人たちがお金を落としているゲームで、とてもじゃないけど新規にオススメできる品質のゲームではありません。
しかしながら、古いUIや面白くないゲーム性でも、時間とお金を費やした人はなかなか離れることが出来ず、結果として企業で売上が上がっているゲームが存在します。
F.G.Oは確かにソシャゲの王者と言われていますし、今でも売り上げ上位ですが、今から触れる方が満足できるUI(ユーザーインタフェース)とゲーム性かと言われるとかなり疑問。
横道にそれましたが、google play等でよく広告に目に入るゲームは、もちろん良いゲームもありますが初期集客(~1年)での売り逃げ目的のゲームも多いのが現実です。
新しく始まったソシャゲは広告バンバンだして、投入資金回収するためにバンバンインフレさせて、挙句1~2年でサ終というパターンが多いので。
インフレ速度だけはサービス開始時にはわからないので、運営の方向性に委ねるしかないんですよね。
そう考えるとこうなります。
古すぎるソシャゲ ⇒ UIが古く純粋にゲームとしての質が低い(沼落ちした重課金者を囲っている)
新しすぎるソシャゲ ⇒ 統計的には短命ソシャゲが多い(あくまで統計的なので例外はあります)
ソシャゲにゲームとしての質を求めるのもなんなので、どちらかと言えば「モンスト」「F.G.O」のような大御所は周りと一緒に遊ぶのはアリかなと思います。サ終はないでしょうし、コンテンツ量が豊富なので。
今回オススメとして迷った3作品
①ウマ娘
実はブルアカよりもオススメかもしれない。
しかし単純に自分が触ってないので、ごめんなさい。
このゲームのおかげでサッカーワールドカップ放送ができた!
②ブルーアーカイブ
今回紹介
③Nikke
ここ半年の勢いはすごいが、開始半年ということもあるので今後は不透明
今回はこの3者の中から「ブルーアーカイブ」を選びました。
ゲーム性が高すぎるので今回は除外しましたが「幻神」もオススメゲームではあります。
扱うか迷ったのが「ヘブンバーンズレッド」で私が触ってないことと、評判で賛否の差(課金しないと厳しい等の意見)が大きかったので外しました。あと、以前の人口データを持ってなかったので。
3者+1の人口推移
今回はここ2年ほど運営されている2作品、そしてまだ開始半年だけど勢いがすごい1作品のプレイ人口を見てみます。
前提として、「ウマ娘」「ブルーアーカイブ」「NIKKE」は成功している3者なので、どれをやっても間違いというわけではないです。
ソシャゲで重要なのは「売上」と「人口」。
このうち前者は「セルラン」等で比較できますが、先に行ったように「ソシャゲ沼に入り込んで辞めれなくなった人たち」の落としているお金の影響が大きいので、新規ユーザーの快適度に関しては「人口比較」が最も良い指標だと思っています。
やり方については、全数把握をする手段を私は知らないので、(Galaxy) Game Launcherのプレイ人口(標本調査)の推移を見てみます。
あくまでプレイ人数の一部なので単純比較はできませんが、各ゲームそれぞれの人口推移の比較指標としては優秀です。
ウマ娘 プリティーダービー
2022.11
過去4週間の平均接続数:47800人/週
2023.3
過去4週間の平均接続数:61300人/週
4か月での成長率28%
ブルーアーカイブ
2022.11
過去4週間の平均接続数:12600人/週
2023.3
過去4週間の平均接続数:19800人/週
4か月での成長率57%
勝利の女神:NIKKE
022.11
過去1週間(サービス開始直後)の平均接続数:124000人/週
2023.3
過去4週間の平均接続数:65400人/週
4か月での成長率▲46%
データで残っているのがサービス開始直後の(お祭り時の)ものだったので、比較対象としてはごめんなさい。
Fate/Grand Order <オマケ>
今回の比較対象ではないのですが、大御所Fateもデータが残っていたので一応記載します。
022.11
過去4週間(サービス開始直後)の平均接続数:42900人/週
2023.3
過去4週間の平均接続数:44900人/週
4か月での成長率4%
3者+1比較
本来であれば12か月スパン(周年イベント等がない時期)で計測比較するのが正しいですがデータを用意できませんでした。
また、先ほどの述べていますが、どのソシャゲも成功している部類のソシャゲとなります。
他のソシャゲもこのレベルの安定運営ができるといいですね…
純粋な人口としては
NIKKE ≒ ウマ娘 > F.G.O > ブルーアーカイブ
となっていて、かなり開きがあります。
4か月の人口増加比較としては
ブルーアーカイブ > ウマ娘 > F.G.O > NIKKE
と逆になっているのが面白いところ。
ただ、NIKKEに関しては、開始直後の統計のため後者の比較対象としてはふさわしくありません。
Fate(2015/8サービス開始)は覇権ゲームの代表なだけあって、安定して高水準なのが分かります。
あまりに古いゲーム(新規が楽しめるかは少し疑問)なので、今回はあくまで参考として載せました。
ウマ娘(2021/2サービス開始)も社会現象になったほどで、開始2年たってまだ成長しているのはすごいです。
ブルーアーカイブ(2021/2サービス開始)はウマ娘と同時期の開始ですが、当初はかなり苦戦していたようです。
しかしながら、サービス開始1年後あたりからユーザー数が伸び始めて現在ではたったの4か月で57%もの成長を見せています。
NIKKE(2022/10サービス開始)に関しては比較時期が悪かったですが、サービス開始から5か月たって(galaxyでの)人口を見る限り高いポテンシャルを持っているのは確か。
今後安定期に入るかは未知数ですが。
今回の記事のメインは、4タイトルの中では一番規模の小さい「ブルーアーカイブ」となっています。
筆者が遊んでいるのもありますが、やはり2年経ってからの急激な伸びというのは、他のソシャゲメーカーも見習うべきポイントがあるのでしょう。
きちんと結果を出しているウマ娘、ブルーアーカイブに関しては他ゲーム/アニメとのコラボに慎重という点も他のソシャゲメーカーも見習ってほしい点。
F.G.Oはどうなんでしたっけ、Fate世界観とは別のコラボはあまり聞かない気がしますが。
なにはともあれ、売上に困ったらすぐ他ゲーム/アニメとのコラボに走って短期的な売り上げを目指すゲームというのは、少ない牌を取り合ってる状態、自らの尻尾を食べているウロボロス状態だというのはきちんと認識しておくべきでしょう。
「ブルーアーカイブ」はどんなゲームか?
さて本題
作品の雰囲気はホーム画面みればわかりますね、こんな感じ(笑)
戦闘シーンは半自動戦闘でよくある感じ(スキルのみ自分で発動、オートも可能)。
デフォルメキャラになりますが、リロードのアニメーション等、作りはかなり丁寧で見ていて楽しいです。
戦闘は単純です。どちらかというと育成が大変で遣り甲斐のある部分となっています。
戦闘は始まる前に9割決まっていますが、キャラクターは攻撃属性3種、戦地特性3種で攻撃面で9種に分かれています(最近もう1種増えました)。
さらに防御属性もあるので防御面を含めるとさらに適正が分かれて上位互換キャラというのが少ないのが大きな特徴です。
キャラクターのレベルはプレイヤーレベルに依存し、現在プレイヤーレベルの最高は85です。
筆者はつい最近85に到達したばかり(無課金でも約半年でレベルキャップ到達します)。
ブルーアーカイブの強み
ビジュアルがハマると抜け出せなくなる
よければ、最近発表されたメインストーリー4thPVを観てみてください。
※再生すると音が出ます
※普段のストーリーはここまでシリアスなのは少ないです
最近配信されたメインストーリー第4章のPVですが、これにビビッと来た方は始めましょう!
どちらかというとノンビリとした話が多いのですが、偶にシリアスストーリーも展開されるのがまた良いですね!
上は公式のPVですが、2か月で900万再生はソシャゲではなかなかお目にかかれません。
音楽が良い
上のPVを見てもわかりと思いますが、ゲーム中音楽が非常に良いものが多いです。
耳に残る音楽が多いんですよね。
特に「Unwelcome School」「GetSet,GO!~キヴォトス晄輪大祭~」辺りが好み。
今回の4thPVの「RE Aoharu」も後半の盛り上がるところが大好きです。
無課金でも楽しめるか?
結論を言うと楽しめます、筆者は無課金で遊んでいます。
「ブルーアーカイブ」はいわゆる量産型のソシャゲとしては非常に高水準なゲームです。
無課金でも最高レベルの育成は可能、だがコンテンツによって適正キャラが異なるので多数のキャラ育成は無課金では大変です。
大体のコンテンツは軽く触ると結構な報酬がもらえる(ガチでやってる人との差は少ない)ので、真面目に遊ぶコンテンツを絞れば大丈夫です。
おそらく「ブルーアーカイブ」が苦手なら、量産型のソシャゲ以外に手を出すほうがいいと思います、アクションなら「幻神」、ストラテジーなら「アークナイツ」「モンスト」とか。
それか、PCが使える環境であれば、無料PCゲームをしましょう。
EPIC GAMESとかは毎週PCゲームを配布していたりします。
とは言っても今回はソシャゲ回。
自分の場合はソシャゲに関しては、毎日1回ログインして30分程度遊ぶくらいのライトユーザーです。
「ブルーアーカイブ」はもちろん良いゲームなのですが、youtubeなどの動画コンテンツや、twitterなどのSNSを見るのも楽しいので、ゲーム外コンテンツが楽しめるのがいいですね。
よく雰囲気の悪いソシャゲだと、ユーザーも運営に対して「ク〇運営」みたいな暴言をSNSで吐く人もいますが、「ブルアカ」では見たことないんですよね。
ちなみに私が所有しているキャラはというと
うち最高レア(初期★★★)は40体ほどでした。
全生徒が133(2023/3現在)らしいので6割程度保有していることになります。
正直、無課金でも狙ったキャラを獲得しやすいゲームだと思います。
特に周年イベント時は最高レアのキャラも多く入手できます。
みてみたら、1末~2末までの1か月でこれだけ最高レアの生徒を獲得していました。
ガチャに関しては、スリ抜けが多く、通常の方法での狙ったキャラの入手に関してはかなり渋い印象ですが、代わりに天井200連(24000石)で確定入手の道があります。
ガチャが渋い分ガチャ石の配布は多く、毎月1万以上は配布されている印象。
また、被りキャラの凸システムはありますが、本作では育成キャラを絞れば無課金者でも(それ以上育成できない)完凸は十分可能です。
凸するために必要な「神名のカケラ」は★5までに1400個ほど必要、(それ以上育成できない)最終育成まで3600個ほど必要と言われています。
無課金では、沢山のキャラの育成は難しいが、主力となるキャラを絞れば重課金者と同じレベルまでの育成はできるシステム。
半年毎に開催される周年イベでは最高レア排出率が倍(3%⇒6%)になるイベントも恒例で特にこの時期に始めるとリセマラがやりやすいです。「神名のカケラ」も集めやすい時期です。
ただ、個人的には配布石の多さや、多くのキャラ(低レアも)に使い道があることを考えると早めに始めて石を貯める方が良いと思います。
リセマラ頑張れば確かに最高レア生徒は増えますが、石を貯めていけばピックアップ時に確実に欲しいキャラが入手できますので。
このように、無課金でもある程度はキャラを獲得しやすい作りになっています。
じゃあどこで儲けているのか?というとおそらく育成資材系のボーナスパックがメインだと思います。
こちらはギャンブル性がないので、購入する人の射幸心を無理に煽るような課金戦術ではないのが好感度高いです。
リセマラは?
1回の試行にかかる時間は長めです。
自分はしました。
と言っても、そこまでガッツリというわけではないですが自分は少しリセマラして「イロハ」というキャラが引けたので(他サイト等で評判がよかったので)このキャラでやりました。
強キャラ複数枚とかはやめた方が無難です。
半年間使ってきた印象ですが、「イロハ」で正解だったと思います。
最適性という場面は少ないのですが、初心者のころはどのコンテンツでも火力不足に悩まされることが多いです。
「イロハ」はシナジー関係なくDPS貢献度が高いキャラなので、最初の火力不足を補完してくれます。
とはいっても、「いないと絶対ダメな人権キャラ」というわけでもないので、敢えて言えば、というところです。
最後に
私はソシャゲの2年目(1年⇒2年)をみれば、今後のそのソシャゲの変遷が見えると思っています。
この時期に大きく人を減らすソシャゲは、無理に課金を煽って限られたユーザーから搾り取るしかないですから。
まぁ、その2年目まですら生き残れないソシャゲも多いのですが。
逆にこの時期にユーザー数を増やせるソシャゲは今後もwin-winの運営が続く可能性が高いと思います。
この辺りはソシャゲ慣れしてる人であれば感覚でわかってると思いますが、これからソシャゲに触る方にとっては最初に地雷ソシャゲに当たらないことを祈ります。
よく比較で用いられる「セルラン」に関しては、短期的に絞る取る施策が大きく反映されるのも問題ですね。
また、一般的には「セルラン」は国別で表示されますので、国際的に展開している作品にはそもそも比較方法としては適していません。
今後は、この「プレイ人口」も全体として見れるようになるといいですがなかなかに難しそうです。
(Galaxy) Game Launcherはあくまでgalaxyユーザーという標本調査になってしまいますが、人口の相対比較には重宝しますね。
今回取り上げた「ブルーアーカイブ」に関しては、今後アニメ化も予定されています。
アニメ化に関しては、成功すればまたプレイヤーが増えて盛り上がるかもしれませんね。
ただ、アニメ化失敗して(他の広告費用に回せなくなって)逆に落ちていったソシャゲもありますので、不安と期待が半分半分。
天下のYostar様なら杞憂でしょうけれど。
どことは言いませんが、すぐサ終するソシャゲ開発の人はブルアカをやるといいと思います。
ミクロじゃなくてマクロ視点で集客する方針を取らないと業界としての成長も見込めませんので頑張っていただきたいところ。
今回は取り扱いませんでしたが「ウマ娘」はその点でマクロ的に他ジャンルから集客しているのが業界的に評価できます。
逆にソシャゲから競馬という公営ギャンブルにハマる人がでないかは心配な点ではありますが。
コメント