西尾維新原作のアニメの中で一番マイナーなのではないでしょうか?
個人的には好きな本作ですが、現在youtubeで全話無料配信中になっています(~6/2)
期間限定ですが、期間は結構長いので興味がある方なら全話見るのは問題なさそう。
下記は一気見動画ですが、各話での動画も別に挙がっています。
いかにも物語より先に登場人物が生まれた作品ということ感じさせる作品。
西尾維新作品の中でも、かなりキャラにフォーカスされていて、曲りなりにも主人公目線だった「刀語(かたながたり)」よりさらに尖っている感じですね。
「刀語」に関しても最初と最後以外の各話ではそれぞれ敵役にフォーカスされた物語なのは同じですが「十二大戦」の方は主人公自体も毎話異なるのでかなり面食らう人も多そう。
どこかの世界。十二年に一度、十二支の戦士が集い争う「大戦」があった。その名は、『十二大戦』。今回は十二回目。頂点に立った一人は「どうしても叶えたいたったひとつの願い」を成就する事が出来る。十二人の戦士はそれぞれの想いを胸に、戦場に赴く。殺し殺される戦士達の物語(ウィキペディアより)
いわゆるF〇te風バトロワを主軸においていますが、全話通しての流れとか、陣営同士の駆け引きとかがないシンプルな作品となっています。
かなり実験的な作品で、好き嫌いは大きく分かれるかも。
また、キャラがメインと言っても、今風のキャラデザではないですし、割とあっさりキャラが逝きます。
かなり血なまぐさい作品な点には注意。
放映当時も賛否というか、googleのサジェストでも十二大戦に続くのは「面白い」ではなく「ひどい」ということから当時から嫌われていたんだなぁ、と感じてしまいます(笑)
当時は西尾人気がすごくて、西尾維新が関わった作品というのは面白くて当然という作り手側からすると謎の敷居の高さがありましたからね。
ちなみに私は原作小説は未読です。
アニメに関しては結構気に入っていてで珍しく2周見終わっています。
一応物語として繋がりはありますが、実態は完全にオムニバスなので主人公に感情移入してアニメを見る人には面白さは伝わりづらいかも…
12話で12人、毎話主人公が変わる上、毎話に長尺のそのキャラの人生振り返りが入る流れ。
過去回想はあまり好きじゃないのですが、本作は珍しくそこも含めて楽しめた気がします。
自分のラノベ感を広げるためにも1~2話だけでも見てみてはいかがでしょうか?
一般人代表のような寝住(ネズミ)
最強の失井(ウシ)
酔って戦う妬良(トラ)
奇抜なバニー衣装の憂城(ウサギ)
1人しか残れないのになぜか2人参加の断罪兄弟(タツ・ヘビ)
力もち(強いとは言っていない)の迂々真(ウマ)
爆発物のプロフェッショナルの必爺(ヒツジ)
計算づくで人の好い砂粒(サル)
一見かわいい少女の庭取(トリ)
いかにも裏稼業の怒突(イヌ)
無限に撃ち続けることができる機関銃持ちの異能肉(イノシシ)
上でも言っていますが、全体を通しての壮大なストーリーとかは期待しないで下さい。
そのあたりは1話がピークです(笑)
とりあえず2話くらいまでみて、自分に合うかどうか見てみてはいかがでしょうか?
3話以降は基本的には構成は同じです。
最終話は…見てのお楽しみ。
お気に入りのキャラは何話まで生き残れるでしょうか?
youtubeでの無料配信(アニメタイムズ)は6/2まで。
12話一挙(4時間超)の他に、話毎の投稿もあります。
画質を気にする方は他にも多くの有料プラットフォームでも配信されてますのでそちらで見てもいいかもしれません。
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